「子どもにたくさん本を読んでほしい」という思いから、さまざまな絵本を与えてみても、なかなか興味を示してくれない。そんな経験はありませんか?
子どもが気に入る本を見つけたいと思った時は、少しでも興味を示した絵本と同じ作者やシリーズの作品を選んでみてください。
同じ作者であれば、絵柄が気に入っている場合、他の絵本でも気に入る可能性があります。
また、シリーズ絵本は、お馴染みのキャラクターや世界観が続く物語なので、登場人物に親しみやすく安心感を与えてくれます。
筆者の子ども(年中男児)が繰り返し読む、お気に入りのシリーズ絵本をご紹介します。
これからご紹介する絵本を参考に、あなたのお子さんにぴったりの一冊を見つけてみませんか。
ぼく、仮面ライダーになる!
「ぼく、仮面ライダーになる!」は、幼い子どもたちの憧れヒーロー「仮面ライダー」になりきる夢を叶える、人気絵本シリーズです。
主人公のかんたろうが様々な仮面ライダーに変身し、家族や友達と共に悪と戦う姿を描いています。
主な登場人物は、かんたろう(主人公)、お母さん、あんちゃん(妹)の家族です。
この家族を中心に、かんたろうが通う幼稚園の友達や先生たちと一緒に悪者との闘いに挑む、というストーリーになっています。
現在、以下の12冊が刊行されています。
- ぼく、仮面ライダーになる!
- ぼく、仮面ライダーになる!オーズ編
- ぼく、仮面ライダーになる!フォーゼ編
- ぼく、仮面ライダーになる!ウィザード編
- ぼく、仮面ライダーになる!ガイム編
- ぼく、仮面ライダーになる!ドライブ編
- ぼく、仮面ライダーになる!ゴースト編
- ぼく、仮面ライダーになる!エグゼイド編
- ぼく、仮面ライダーになる!ビルド編
- ぼく、仮面ライダーになる!ジオウ編
- ぼく、仮面ライダーになる!ゼロワン編
- ぼく、仮面ライダーになる!セイバー編
セイバー以降は新作がありませんが、「リバイス」「ギーツ」「ガッチャード」「ガヴ」と新しい仮面ライダーが登場しているので、続刊を期待しています。
パンどろぼう
「パンどろぼう」は、子どもたちの想像力をくすぐる愉快なキャラクターが主人公の、大人気絵本シリーズです。
パンを盗むという悪いことをしながらも、どこか憎めないパンどろぼうの冒険に、子どもたちは引き込まれていきます。
現在、以下の6冊が刊行されています。
- パンどろぼう
- パンどろぼうvsにせパンどろぼう
- パンどろぼうとなぞのフランスパン
- パンどろぼう おにぎりぼうやのたびだち
- パンどろぼうとほっかほっカー
- パンどろぼうとりんごかめん
「パンどろぼう」シリーズは、その魅力が認められ、数々の賞を受賞しています。
- 第11回リブロ絵本大賞 大賞
- 第1回TSUTAYAえほん大賞 第1位
- 第13回MOE絵本屋さん大賞2020 第2位
- 第7回沖縄書店大賞 絵本部門
「パンどろぼう」は子どもたちだけでなく、大人にも高く評価されている絵本シリーズです。
その人気は絵本の枠を超え、キャラクターグッズの発売にまで至っています。
我が家では、なぜか「パンどろぼう」が2冊あります。
頂きものではないので、2回購入したということでしょう。
それだけ、子どもが夢中になって読んでいる証拠かもしれません。
おしりたんてい
「おしりたんてい」は、その名の通り、顔が「おしり」というユニークなビジュアルが特徴的な探偵です。
独特な見た目ながら(だから?)、子どもたちに大人気のシリーズとなっています。
シリーズにはよみものや絵本、さらにはアニメコミックまで多彩なフォーマットがあり、アニメ化や映画化もされるなど、その人気はますます広がっています。
おしりたんていをサポートするのは、助手のブラウン。
絵本では完全に犬の姿をしていますが、よみものやアニメではしゃべったり、2本足で歩いたりと擬人化されているのが特徴です。
ブラウンの愛らしいキャラクターも、物語をより楽しくしてくれます。
さらに、途中には迷路や間違い探しなどの要素が盛り込まれており、親子で一緒に楽しみながら読むことができる工夫がいっぱいです。
ようかいむら
トイレに行くときは必ずついてきて欲しいという怖がりなのに、不思議と「お化け」や「妖怪」の話が大好きで、よく読んでいます。
このシリーズの登場人物はすべて妖怪ですが、かわいらしいイラストのおかげで怖さはなく、安心して楽しめます。
現在、以下の19冊が刊行されています。
- ようかいむらのじごくえんそく
- ようかいむらのびっくりゆうえんち
- ようかいむらのわくわくなつやすみ
- ようかいむらのだいうんどうかい
- ようかいむらのたのしいおしょうがつ
- ようかいむらのどんどこまつり
- ようかいむらのどっきりハロウィン
- ようかいむらのざくざくいもほり
- ようかいむらのどきどきひなまつり
- ようかいむらのしとしとあめふり
- ようかいむらのずんちゃかおんがくかい
- ようかいむらのふしぎとしょかん
- ようかいむらのきらきらたなばた
- ようかいむらのうきうきクリスマス
- ようかいむらのゆけゆけゆきがっせん
- ようかいむらのぴかぴかにゅうがく
- ようかいむらのすいすいこいのぼり
- ようかいむらのきもだめしキャンプ
- ようかいむらのめでたししちごさん
楽しいストーリーと魅力的なイラストで、子どもたちの好奇心を引き出しながら、妖怪の世界を楽しむことができます。
ぎょうれつのできるおいしいえほん
私が子どもにおすすめして、すっかりお気に入りになった絵本が「ぎょうれつのできる」シリーズです。
この絵本の魅力は、なんといっても絵がとにかくかわいいところ。
そして、登場する食べ物がどれも美味しそうで、読んでいるうちにちょっとお腹がすいてしまいます。
シリーズは現在8冊刊行されていて、それぞれ異なるテーマの食べ物が登場します。
- ぎょうれつのできるパンやさん
- ぎょうれつのできるすうぷやさん
- ぎょうれつのできるはちみつやさん
- ぎょうれつのできるケーキやさん
- ぎょうれつのできるレストラン
- ぎょうれつのできるチョコレートやさん
- ぎょうれつのできるスパゲッティやさん
- ぎょうれつのできるアイスクリームかきごおりやさん
どの絵本も、鮮やかで温かみのあるイラストとともに、物語の世界に引き込んでくれます。
シリーズ累計35万部も発行されており、子どもも大人も楽しめる内容です。
まとめ
これまでご紹介したシリーズ絵本は、年中(4歳)男児が繰り返し楽しんでいる作品ばかりです。
お馴染みのキャラクターや魅力的な世界観が子どもたちに親しみやすさと安心感を与え、読書への興味を引き出してくれます。
ぜひ、これらの絵本を通じて、あなたのお子さんにぴったりの一冊を見つけ、楽しい読書体験を広げてあげてください。